「じゃ〜っ…ここでギュ〜〜〜ッと抱きしめて…3分キスしてっ」 ―とアタシが無理難題をふきかけると颯斗さんは何のためらいもなく… ーーきつく… ーーきつく… ーーアタシを抱きしめてくれ… ーーキスしてくれた。 アタシ達の周りは道行くカップル達も二人を見ながら立ち止まるカップルもいた。 そんな中で…3分とは言わず…終わって時計を見ると…5分以上は経っていたような気がした。