CALL †短編†






「…………お姉ちゃん……!!!!」


男の子はあたしをゆっくりと覗きこんだ。

瞳があるはずの
2つの窪みは内側の肉が
じゅくじゅくと蠢いている。

「………お姉ちゃん…………!!!!」

あたしは恐怖のあまりに声がでなかった。



「………お姉ちゃん………!!!!」



男の子がそう呟いた瞬間、男の子の喉がぐにゃりと変形した。
   ´´´´ 
喉は前に伸び、手の形に変わった。