笑顔のアイドル☆

次の日ー。



美里とあたしは一言も話さないまま昼休みになった。


「捺綺、ちょっと昼付き合えよ。」

大和があたしを誘ってきた。



購買でパンを買って、ポカポカの外を散歩する。
なんだか心が安らぐ感じ…。
このまま、悩みなんてなくなっちゃえばいぃのに…。



「美里ちゃんとケンカしたのか?」


大和の質問に、あたしは素直に応えることにした。


「…うん。ちょっと…ね。」



「おまえら全然、話してねーからすぐわかるよ。何があったんだよ。」


美里を好きな大和には言えない…。


「あー…ちょっと…ね。」


あたしの曖昧な答えに、大和は冗談を言ってきた。