すごく低い声。
美里の声とは思わないくらい…。
「…捺綺にはわからないよ…!まともに恋愛したこともないくせに…!勝手なコトいわないでよ!」
美里の言葉に、あたしは絶句してしまった。
「…捺綺に何て言われても、連司先輩との関係をやめるつもりはないよ。抱かれてるときは私だけを見てくれてるし…。私はそれで満足なの。邪魔しないで!」
冷たい美里の視線。
そのまま美里はあたしの横を通り、歩いていった。
「美里…」
あたしの微かな声は、美里に届くことなく、風の音で消されたのだった。
美里の声とは思わないくらい…。
「…捺綺にはわからないよ…!まともに恋愛したこともないくせに…!勝手なコトいわないでよ!」
美里の言葉に、あたしは絶句してしまった。
「…捺綺に何て言われても、連司先輩との関係をやめるつもりはないよ。抱かれてるときは私だけを見てくれてるし…。私はそれで満足なの。邪魔しないで!」
冷たい美里の視線。
そのまま美里はあたしの横を通り、歩いていった。
「美里…」
あたしの微かな声は、美里に届くことなく、風の音で消されたのだった。



