ひかりと出会ってから、毎日毎日楽しい。
ずっと二人でいる。

くだらない話したり、一緒にお弁当食べたり、部活終わったあと待ち合わせして駅前で遊んだり…
とにかく、本当楽しい。
一年生のときよりも楽しいかも。


そして、もうすぐ夏休み。



「愛里、夏休み二人で遊ぼうよ!」
「うん。部活かぶらない日にねっ」
「そうだねー、いつなら大丈夫かな…」

「おい、そこの二人ー!」



ひかりがまだ話し終わらないうちに、クラスメイトの優輝と準也が話しかけてきた。
二人は今年になってから一緒のクラスで、あたしたちと仲がいい。



「俺らも一緒いい?」

ツンツンした自慢の髪を触りながら優輝が言う。

「えっ!?」
「佐藤、嫌な顔すんなって。俺らじゃ嫌?」
「まぁ…」

含み笑いしながらひかりが答えた。
準也は寂しそうな顔をする。


「愛里は?嫌?」
「あたしは嫌じゃないけど…」
「じゃ決まりねー!どこ行く?」
「えー…」
「えーとか言うな佐藤!」


準也また寂しそうな顔した!
準也、もしかして…