彼は真面目な優等生.2




「亜華里??」

「えっ??何??」

「なんか顔がちょっと赤いよ??」


えっ!?嘘っ!?


「何々~なんか妄想でもしてたのぉ~??」

「あぁ~そうそう!!蒼君とのこれからを♪」

「いや~亜華里可愛いーっ」


よかった~
なんとか誤魔化せた。



「授業始まるから席つけー」



狩野の声が教室に響いてからすぐに授業が始まった。



面白くない…

蒼君は真面目に授業受けてるから話せないし…麻美とは席離れてるし。

携帯いじろうかなぁ…


「加地っ!!ボーッとするな!!」

「―っ!?」

「わかったか??」

「はーい。」


ちぇ~狩野の馬鹿っ!!

はぁ…







―放課後…


「蒼君~帰ろぉ??」

「うん。」

「麻美、樋山君!!またねぇー♪」

「「じゃあねぇ~」」