彼は真面目な優等生.2




「“蒼君と同じクラスにしてください♪”みたいな感じ??」


絶対に無理でしょ。

狩野にそんな権力ないじゃん…



「俺がどうかしたか??」

「「えっ!!??」」


噂をすればってやつ???

振り向くと狩野がいた。


「お前らっ!!
その化粧なんとかしろよっ!!」


あぁぁ~うざいーっ!!

新米のくせに!!



「あっ!!狩野先生///」

「何々??今日は教室くるの早いねぇー///」

「その髪型最高にかっこいい♪」



あっという間に女子に囲まれてる~


「狩野ってモテるよねぇ~」

「うん」

「彼女いないのかな??」

「…いないんじゃない??」


だって前に告られたし…///

あっ!!でも、あれから出来たかな??


「お前ら、その髪色も化粧も直せっ!!」

「えぇぇーそれは無理ぃ」

「だってこっちの方が可愛いでしょ??」

「全然可愛くねぇー」

「やだぁー酷いよぉ~」



「うわぁ~周りの女子らうざいね。」

「うん…」



なんか顔みたら前のこと思いだしちゃったじゃん!!///

はぁー…蒼君いるのに狩野に照れるなんて私って最悪