―ガラガラ…パタン。



振り返らないでドアを閉めた。


最後までなんとなく蒼君の視線を感じた…。


私はゆっくりと龍の通う学校に向かう。



……なんでこんなに不安なんだろぉ??


龍だよ??

別に2人で会っても怖くない。

怖くない。
怖くない。


あっ…。

龍が通う男子校は結構遠いのに…

私って歩くペース速くなったかな??


メールして呼び出した方がいいよね??

さすがに門の前で立って待ってるほど気持ち的に強くないし(汗)



《今、龍の学校の前にいるんだけど…会えない??》


3分ぐらい経って返信が来た。


《いいよ!
今から学校でるから門の前で待っててくんねぇ??》


門の前…。

やだなぁ〜

でも頼んでる側だから仕方ないか。


《うん、待ってる。》

《すぐだからな!》



あっ!龍だ!

ホントにすぐだなぁ〜(笑)



えっ!?

あれって―…