2人でいるのはおかしいかもしれないけど… そんな目で見ないでよぉ… 蒼君―… 「木村君じゃん♪ どーも!」 「……どもっ。」 「ちょっと亜華里と話したくて俺が帰るの待ってたの!」 「…そっか。」 全然納得してないよぉ~ 「そんで亜華里に俺の想いを伝えてたの♪」 「…想い??」 「そっ!」 「あっそ。」 「冷たいねぇ…」 「別に。 亜華里、もう暗いから俺送るよ。」 そう言って蒼君は私の手をぎゅっと握った。 ……冷たい。 手が…冷たい。 もしかして… どこかで待ってた???