今…呼ばれたよね??

私は来た道を振り返った…



「あっ……」

「久しぶり、亜華里だよな??」


背が伸びて…
声もちょっと低くなって…

大人っぽくなってたけどすぐにわかった。



「龍っ…」


えっ…ちょっと待って…なんでここに??


「元気だった??…ってかだいぶ動揺してるなぁ」


あの…笑ってるけど…全然笑えないよ…。


「亜華里、隣の奴は誰??」

「えっ!?あっ…」


横を見るとちょっと不機嫌そうな蒼君がいて…


「えっと…この人は木村蒼斗…私の…っ」


なに私は言葉に詰まってるの!?
普通に彼氏って…


「彼氏だよ…」


「えっ!?彼氏っ!!??」

「うっうん…そーだよ??」


「そっか…木村君ねぇ♪よろしく!!」

「……あぁ。」


「俺はね、

岡田龍[オカダリュウ]

んで、亜華里の元彼♪」


「……元彼??」

「うん!!中学の時、付き合ってたんだ。」

「ちょっと!!龍っ!!」

「いいじゃん、隠すことねぇーだろ??」


そうだけど…