二年前にたまたま僕たち二人が奇妙としか言えない事件に巻き込まれ見事解決したことを買われ、妙な事件が起きたときなど知り合いの高平刑事から連絡がくることがある。

今回も例によって付き添いというか部下というか僕も現場に来ている。

呼ばれるのはいつも京子なのだが京子はいつも僕を誘ってくれる。

いくら大人びた京子でも一人で殺人現場に出向くのは嫌だろう。

幸か不幸か最初の事件で居合わせた僕が助手に任命されたようだ。