有罪モラトリアム


私「おいしいですねーー。」

彼「コックは、別の大学の学生がやってるんですよ。
  コック見習いですけど、すごいおいしいですよね。
  もちろん加工品もあるんですけど。」

私「そうなんですかーー。」

大学の勉強って専門性があっておもしろそう…。
Eさんの韓国語、ペラペラですごかったし!
見習いコックさんの料理だってとってもおいしいし!
高校生の勉強とは全然違うなぁ…。
わけのわかんない公式覚えなくちゃだし、
歴史も学ばなきゃだし、
こんなの本当に役に立つの?っていっつも思っちゃう…。

私「大学の勉強って、楽しそうですね。
  韓国店で一緒にやってるウェイトレスさん、韓国語ペラペラなんですよ!
  大学で習ったみたいです。」

彼「大学の勉強は専門的ですからね。
  僕も法律の勉強をするのは楽しいですw」

私「法律って楽しいんですか?!」

彼「僕にとっては、ねw
  でもみんな楽しんでるんじゃないかな?
  教授もおもしろい人ばっかりなんですよ。」

私「へぇぇーー。いいなぁー。」

彼「ユキさんも、自分の興味あることだったらきっと楽しいと思いますよ。」

うっ!
また彼に心を読まれた気が・・・。

私「今迷ってるんです。音楽にするか、医療にするかって…。」

彼「あせることはないですよ。
  まだ時間はあるからゆっくり考えれば…。」

私「そうですよね!」

彼と話すとなんだか心がスッキリする。
いつも真剣に話を聞いてくれる。
答えを導き出す、ヒントをくれる。
私のことをよくわかってくれてるんだなぁ、ってとっても嬉しくなる。

料理を一通り食べ終えると、既に30分は経過していました。
あっという間!