有罪モラトリアム


韓国店に行くと、コックさんが料理の準備をしていて、Iさんが忙しそうにケランパンの入ったケースを設置していました。
私に気づくと、

I「あ。おはようです。」

私「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」

I「よろしく。Eさんも来たら今日の流れを説明するね。」

私「何か手伝いますか?」

I「ん~・・・じゃあ、この紙コップ、そっちに運んでもらってもいい?」

私「はいっ。」

I「あ。悪いけどそこの手洗い場で手だけは洗ってきてね。
 衛生管理厳しいんだ~。」

私「わかりましたー。」

手を洗って、紙コップを箱から取り出して綺麗に並べました。
お金までもらってお仕事するんだから真面目にやらなくっちゃ!
私はやる気まんまんでした。

そうしているうちに、Eさんも着替えてやってきました。
Iさんは説明を始めました。

韓国店にはテーブルが6つありました。
それぞれの机に1~6まで数字が書かれた大きめのプレートが貼ってあって、オーダーの時にはこの机番号を書くように、と言われました。

そして、お客が買いに来たときは「オソ オセヨ」と、韓国語で「いらっしゃいませ」の意味の言葉を言うみたいでした。
お帰りの際は「カムサハンミダ」で、有難うの意味だそうです。
(忘れちゃってたから調べちゃいました・・・w)
何回か発音を練習してそれっぽく言えるようになりました。

I「外国人も来るから、その場合はこのボードを使って注文を受けてね。」

えっ!!
それは初耳です。ボードには3種類の料理と値段、そしてお茶2種類が書かれていて、
いくつかの言語で説明書きがされていました。

そ、そうだよね・・・異文化交流って・・・異文化の人と関わりがあるってことだもんね・・・!?
ちょっと緊張しちゃいます。