有罪モラトリアム

彼「韓国店の位置はわかりますか?」

私「説明を受けたので大丈夫です。」

彼「じゃあ店舗へいってIさんから説明受けてくださいね。
  あ。これロッカーの鍵です。僕と共用でも構いませんか?」

私「あ、はいっ。」

ロッカー共用だなんて夫婦みたーい…ナーンテ。

ん…。待てょ…。
着てきたスリップ・・・
ペチコート着るとき邪魔だったから、さっき脱いじゃったんだよね…。
まぁ鞄の奥に突っ込んでおけば見えないよね…?

私は鞄の中身が彼に見えないように、彼に背を向けてロッカーの前でごそごそ。
ロッカーを開けて荷物を入れました。

すると、後ろからふわっと、彼が軽く抱きしめてきて・・・。

わわわっ?!


彼「じゃあ。行ってきます。」


私「は、はい・・・。がんばってください。」


彼「がんばります。」


彼は私の耳の辺りに軽く口付けをすると、そのまま出て行ってしまいました。


カ、カナタさんーーー?!!


こんな誰が来るのかわかんないとこでっw
超ドキドキしまくっちゃったんですけどーーーっw

こないだのこと思い出しちゃった・・・。
1人赤面する私・・・。

なんか、彼って2人っきりになると急に大胆なことを・・・w
普段が紳士なだけに、ビックリしちゃう。

ふぅ。と気持ちを落ち着かせて、ロッカー室の外に出ます。
更衣室の前に、部員の人が1人いて、ウェイトレスの人に案内をしていました。
私もペコリ、と頭を下げて挨拶し、店舗へと向かいました。