「…親友って言葉では簡単だけどそんなもんじゃないんだ。どんなに一緒にいなくても信じられる友達が親友なんじゃないの?」

優が静かに話し始めた


「絵里って子が恋愛をしてても中谷の事を大切に考えてくれてるなら、離れてても親友のままなんじゃないの?もし心が離れているなら所詮そこまでの中だったんだよ」


「優!そんな言い方は…」
「いいの!!!」


そうだよ…
優の言うとおりだよね…


「ありがとう…佐野…」

「中谷さん…」

まだ涙は止まってないはず


「優、大人な意見ありがとう。確かに私達、それぐらいの関係だったみたい」


「……人は急には変われないから…ゆっくり考えたらいいと思うよ…」


なんか優って凄いと思った


「ねーねー俺は??」

松原は………
ほんとっ…ガキだな!
でも今回だけは


「松原…ありがとう」


「へへ…」