私の意識は教室の扉が開く音によって戻った

危ない…
今の私は危なかった…
私のキャラじゃない…
今のはアレだ!母性本能!
そうゆう事にしとこう!


それより誰だろう
私を助けてくれたのは…

扉の方を見ると優が立っていた
そういえば今日見てなかったな
てかあいつ…

「今日も遅刻か!」

先生にセリフ取られた…

「いや、今日は猫の散歩してただけっす」

「……まぁ今日までだからな!一番後ろの空いてる席につけー」

「うっす」

ん…!?
ちょっと!
先生つっこみなよ!
猫だよ!?


「あの〜中谷さん?」

「はい!!!」

後ろから急に名前を呼ばれたのでおもいっきり振り返ってしまった

「席、替わろうか?」

そういえば返事してなかった…
佐野は全然問題無いんだよね…
てか優し〜

「あっ!佐野は全然大丈夫!気にしないで」

「そう?ありがとう」

私が嫌なのは松原だけだから…


その松原というと、かなりご機嫌なようでニヤニヤしている

「何ニヤニヤしてんのよ」

松原に話しかけると笑顔のままこっちを見た

「だって本当に運命感じちゃったんだもん」

「は……?やめてください」

「いやいや、これ事実だよ!まさか4人そろうなんてね〜」

4人……?

恐る恐る私は後ろを振り返った


佐野の横に優がいるではないか!!!
(しかもまた寝てる)


まじで冗談じゃなくなってきたよ……