私の叫んだ理由…
席替えが最悪だったから

私は真ん中の後ろから2番目
真ん中ってだけでも嫌だった。窓側がよかった
でもそれ以上に…
それ以前に……

「何であんたがいんのよ!」

「綾〜運命じゃねーの?」

「ざけんなっ!!」


そう。私の横にはバカ松原がいたのだった

「いやぁこれは本当に運命かもね〜。よろしく中谷さん」

「あはは…佐野も近いんだ…ほんと、冗談に聞こえないからやめて…」

佐野は私の後ろ
つか昨日からの席をそのまま移動しただけじゃん!
なんか…本当に運命なの?
大きなため息が出る


「あ…中谷さん、俺の近く嫌かな?先生に頼むけど…」

佐野が寂しげな表情で言ってきた…

あら…かっ…かわいい!
何だよその潤んだ瞳!
目でかいよ!!
爽やかだよ!
これがカッコかわいいってやつか!!



ガラッ!