これは
あたしが貴方に書く
最初で最後の手紙です

貴方と過ごした時間は
数えるほどしかなくて
ホントはあたし
貴方の気持ちに
ずっとずっと前から
気づいていたのかもしれないけど


今ごろ貴方は
あの子に渡すクリスマスプレゼントを買いに
イルミネーションに彩られた街を
あの子への思いで胸をいっぱいにして
歩いているのかな


貴方の中のあたしは
最後まで

都合がよくて
聞き分けのいい犬みたいで
ただの友達
…てか、ハチ公みたいな?

そんな女でしたか?

あたしは…