「訳わかんないことが、いっぱいあるんだけど」



「なんだよ」



怖すぎて歪んだ眉間。



怖すぎて話し出しにくい。



「きむちぃー」



いきなりの不可思議な言葉に、
彼は固まった。



口をパクパクしてる。



「ほれっ!きむちぃー」



「き・・・きむちー」



恐る恐る、
口にしてるとこを見て噴出してしまった。



笑うあたしを見て、照れたように不機嫌になった。



なんだか可愛く思えるのが不思議だった。