『私、雨宮君がスキだ』



キスしてる間
とけちゃいそうだった。


何度も何度も

宝物を扱うように
そっと
優しく
キスしてくれた。



たまに聞こえてくる
雨宮君の息遣いで
全身が痺れた。



体がフワフワして
飛んで行きそうだった。






そっと自分の唇に触れてみる。


唇にあの時の感覚がまだ残ってる。





♪~♪~♪~


その時
携帯が鳴った。




“明日、学校でな。絶対来いよ!”


一言、そう書いてあった。






“うん。また明日ね”


そう返信した。