「あれ…?夢……??」

いつもと同じ私の部屋。


『なんだ…夢か』


安堵した反面、残念さを感じた。


すると、部屋の外でボソボソと話し声が聞こえてくる。

「お母さん?仕事は?」


ベッドに入ったままの状態で上半身だけ起こして話し掛けた。

返事はない。


話し掛けたら、話し声は遠ざかって行った。



しばらくして部屋に入って来たのは

雨宮君だった。