ハクバの王子

「ヒナコ!おはよ!!何寝てんの。起きて起きて!」


ユキに身体を揺すられて目を覚ました。

「う~ん・・・あ、ユキ。おはよー」

寝ぼけた口調で答える。
時計を見たらもう8時30分。あと5分で1時間目の授業だった。

「え!?HRは?」

「もうとっくに終わったよ。ヒナコ全然起きないんだもん。先生変な顔して見てたよ~」

さすがだわー
とユキは笑う。



しまった・・・・・・
またやらかした・・・

もう最悪。
先生に目付けられたの確実だ・・・