そしたら
綾瀬陽奈子もそのうち大人しくなった。



その温もりが心地よくて

永遠に時間が止まればいいとさえ思った。




「俺、お前のことスキだから」





もう一度耳元で囁いた。



俺がお前を守ってやる。


あの日から俺の心はお前に奪われてたんだ。




だから、

だから、




俺のこと、スキになって。