修旅2日目の夜。



「ヒナコ、マジごめん!」

「へっ?何が?」

「んーっとね…結構言いにくいんだけど…
明日一緒に周れなくなった。ホントごめん!」

ホテルのベッドで正座して、
拝むように謝るユキ。
「えー!何でよー!」


ユキと周るの楽しみにしてたのに。


「実はさっき、服部君に告られて…」

「ウっそ!?マジに?」
突然過ぎて裏返る声。

「…うん。で、明日一緒に周らないかって…」

「キャー!!やったじゃん、ユキ!おめでとう!」

胸がチクッとした。


「ありがとう。でも、本当にごめんね。」

「気にしない、気にしない。ここはやっぱ服部君優先でしょ?楽しんできなよ~」

自分の言葉に自分で傷付く。




ユキ、美人だけど飾ってない感じだから
結構、男子に人気。

服部君は学年一イケメンだから


美男美女カップル






私が入る隙もないぐらい
お似合いのカップル。

羨ましすぎる。