アイツのくちびるから出た俺の名前に頭の中が一瞬止まる。(どんな夢見てんだよ)(てか寝言の続き、気になるし) 顔を少し除きこむと、すやすやと幸せそうな寝顔。(かわいすぎて、やべーって) 「すき」 突然そいつから発せられたその一言で、俺の頭の中は真っ白になった。 気がついたら俺はもう一度、自分のソレとそいつのそれとを重ねていた。