「ん?同じ顔…?」

いきなり凍りついたミサちゃんオヤジが腕を組んで何やら考えこんでいる。

そして

「この試合…しばし待たれい!」

などと妙に時代がかった止め方をした。

「おい、おじさん!何で止める?あの足グセ悪いクソ女を黙らせるチャンスじゃねぇか」

とミサちゃんオヤジの中止宣言に早速遊斗がケチをつける。

「そう…明らかにミサ殿の方が優勢…それを身内が止めるとは、いかがしたものでありますか?」

あたしの下半身関係の世話をしたい蘭丸も烈火の如く怒りを露に

するとミサちゃんオヤジは、ウチのオヤジの腕を掴み

「アンタにちょっと聞きたい事がある」

と、凄んだ。