本当はさ、 昔はさ。 風邪で寝込んでる私に 「大丈夫?」 なんっつって一生懸命看病してくれる彼氏がいたらなぁとか想像したこともあったんだよ。 だけど、理想と現実は大きく変わって。 看病してくれたのは、そっち系のオネェ言葉使うエリートサラリーマンだし、 ちょっとだけときめいたりもしたイケメン男は、どうやら女遊び激しいみたいだし? 両隣がこんなだと、私ってやっぱ普通だわとか思わざるを得ないわけで。 こんな生活の中、私の未来は果たして明るいものなのか。 そう思った初冬の夜。