お隣さんの恋愛事情




―――………




「あぁ~ムカつく!!!」



翌日。ただいま会社で昼休み。
いつもなら朝子に相談するとこだけど、こればかりは話せない。

よって、喫煙所にて煙草スパスパ吸って気を紛らわしてます。

するとそこへ、同じ課の中山さんが現れた。ムヒ貸してくれた良い人。タイプではないけど、そこそこ社内では人気。




「なにそんなイライラしてんの。笑」



「あのね、笑い事じゃないの。」



「何かあった?」



「あったからイライラしてんのよ!」



「俺に当たんなよ。笑」



中山さんは年上だけど、話しやすくて本当に良い人だな。いつも失敗ばっかしてる私にも優しいし、困った時はすぐに助けてくれる。



「はぁ…」



「俺で良かったら話聞くけど?」



「…私ってちんちくりんの狸に見える?」



「なんだそれ。笑 誰かに言われた?」



「はい…チビだし、自分でもわかってますけど、何かムカついて。」



「う~ん…まぁ見えなくはないね。」



「中山さんまで!」