「へぇ。縁結びの神社か。雨音行きたいか?」
「行きたい!」
水族館を出ると移動して、私は響君と縁結びの神社へ行く。
実は彼氏と行くの憧れだったんだよね。
やっぱりお守り買って、二人でお参りして、絵馬書いて…。
「俺はそういう神秘的なの信じないけどな。」
響君が言う。
「えー?なんで?」
私は響君に聞く。
「俺達、悪魔は神様に嫌われてるらしいからな。」
「そうなの!?」
でも
響君は違うよね?
だって
嫌な悪魔じゃないもん。
「大丈夫だよ、響君は。良い人だから。」
私は笑って言う。
「良い悪魔って何だし!」
響君が言うと私は笑う。
「お参りしようよ!私、決めたよ。」
私はそう言うとおさい銭を入れ、お参りしに行く。
「響君とずっと一緒にいられますように!」
私はそう言うと手を合わせ目を閉じ祈る。


