雨音と楽しい時間を過ごすほどに
雨音とずっと一緒にいたいと強く願っちまう。
そんなの
絶対無理だと分かっても……
何で
俺が“ラーゴ”なんだよ……?
ずっと
雨音の側にいてぇよ…。
だから
一秒一分も
無駄にしたくなくて…。
「響君!ショーあるって!行こう!」
「うん。」
雨音の笑顔をずっと見ていたい。
絶対に泣かせたくない。
だから
ただ大切に雨音を想うよ。
孤独だった俺の心を優しく包み込むのは雨音だけだった。
だから
俺は
魂狩りという使命を捨てた。
残りの時間を
楽しむ事にしてみたんだ。
「わー…すごい!跳んだよ?響君!」
「すげぇな。」
俺は雨音に言う。
ま、イルカより俺のがすごいけどな。
瞬間移動できるし。


