すると
「響君ってね、海外育ちなんだって!だから無いんだよね?」
雨音が言う。
海外って…。
「そ、そうそう。」
とりあえず俺は合わせる。
「すごい!帰国子女ってやつ?」
雨音の友達が俺に言う。
「ま、まぁな。」
「何かしゃべれよ!」
健太が言う。
げっ…
無理だっつうの。
すると
「響君、小学生の間だけだったから今は多分忘れてるよ。」
雨音が言う。
ほっ…
すると
「そういえば…なんで鈴村、響の情報知ってんの?」
健太が雨音に聞く。
あ、こいつ知らないんだった。
「それは、雨音が俺の彼女だから。」
俺は健太に言う。
すると
「えー!?」
健太は大きな声を上げる。
そんなに驚く事かよ?


