「響!心配したじゃんかよ〜。」
集合場所で雨音と話しながら座っていたら、遅れて健太が来た。
「トイレにいるかと思った。なんかドアノブ鍵かかってるっぽくてさ!」
健太が言う。
……う……
「あ、あれな。ドアノブ固くなってるみたいだぜ?」
俺は健太に言う。
「そっか!急にもう消えるなよ?」
「悪い、悪い。」
ほっ……
なんとかごまかせた…。
すると
「よし、行こう!」
雨音が言う。
「おー…」
今日はどこ行くんだっけ?
あ、水族館とかだったかな…
今日は。
寺とか飽きるんだよな。
「響君、水族館行った事ある?」
雨音は俺に聞く。
「ね、ねぇな。」
知ってるけど、行った事はない。
「え?普通、小学校の遠足とかで行かない?」
健太が俺に聞く。
いや、俺は悪魔界の魔術学校だったからな。
無関係だよ。


