…大切に…。


叔父さんに言われて

俺はやっと決断できた。


自分の幸せか


自分の命か…。



……にしても…



とんだ邪魔が入ったな。


せっかく雨音とお楽しみの時間にしようとしてたのに…。


あんなびびってる雨音見たら堪えられるわけないし。


明日は

どういじめようかな…。



雨音、可愛いからいじめ楽しいし。



あー…



気が付いたら


すっげー雨音を好きになってて。


最初は


そんな自分が本当に嫌だった。



ラーゴは幸せを味わってから消える奴はいない。


だから


俺が変える……。



雨音といる幸せに気付いちゃったから…


もう


狩りはできない。



なぁ、雨音……



俺が消える瞬間までは


ずっと側にいてくれ。


そんで


俺が消えたら違う奴とちゃんと幸せに…


本当はそんなの嫌だけど…