「無理!絶対無理ーっ。」
私は響君に言う。
すると
「へぇ。できないんだ!」
響君が冷たい瞳で私を見つめ言う。
「……う……」
響君……。
「できないなら襲うよ?」
響君が言う。
……う……
「キスしないとだめ?」
私は響君に聞く。
「だめ。」
響君が言う。
……う……
仕方ない…。
あ、でも…
キスならいいんだよね?
「い、いいよ。」
私が言うと響君は笑う。
だけど
――――チュッ。
私は一瞬、響君にキスをした。
「……は?」
響君は私を冷たい瞳で見る。
「き、キスならいいんでしょ?」
私は響君に言う。
すると
「そんなんじゃ足りねぇよ。俺を満足させろよ…?」
響君は私にかなり顔を近づけ言う。
ま、まただ。
私を見る響君の瞳は紫色に…。


