「やめろって言われて俺が素直にやめるとでも?」
響君がにやにや笑いながら私に言う。
「……え……」
だめだぁ……
響君はやっぱり悪魔。
「雨音…。」
響君は私の髪にキスをする。
「……っ……」
響君にはどうしたら勝てる?
初めての彼氏が悪魔。
どういう扱い方をしたらいいんですか?
「響君、やっぱり私…部屋もど…」
私は言いかける。
すると
「もう帰さないよ?一度入って来たんだから。魔術でドア開けられないようにするし。」
「……え……」
「雨音、俺は本気だよ?」
響君は私の耳元でそう囁く。
「ひ、響君……。」
ひゃああ……。
響君といると心臓おかしくなりそう……。
響君は私を絶対に逃がさないつもり。
私
響君に狙われてるよー。
響君にどうされちゃうの!?
私……。


