やっぱり私


本当に響君が好きなんだなぁ……。


悪魔だけど


好きなんだよね…。




ねぇ、響君……。


私は知らなかったよ。


響君と出会えて付き合って…


離れる事なんてないと思ってた。


別れなんてないと思ってた。


響君がどんな気持ちで私と付き合ってるかだなんて…

知らなかった……。



早く気付けば良かったかな…。


そしたら苦しみは響君だけじゃなくなってたのにね。









――ガチャ


「響君、来たよ。」


私は響君の部屋に入る。


部屋には響君だけ。



すると


「雨音、来いよ?」


響君が言う。


響君はベッドの上に座ってる。


「う、うん…。」


私は響君の隣に座る。


すると


「さっきの続き…する?」


響君は私の髪に触れながら聞く。



み、身の危険…?