「……え……」
雨音は戸惑った表情をする。
「雨音…」
俺は雨音の髪に触れる。
「………っ………」
雨音の顔真っ赤。
「ひ、響く…」
俺は雨音にかなり顔を近付けたまま雨音を紫色の瞳で見つめる。
雨音は下を向く。
「こっち見ろよ。」
俺は無理矢理、雨音の顔を上げさせる。
「いいだろ?雨音…」
俺はそう言うと強引に雨音の唇を奪った。
「……んっ……」
雨音は俺のTシャツの裾を掴む。
初めてのキスだ…。
このまま…
雨音と……
唇を離すと、俺は雨音の腕を掴む。
「いい…?」
俺は雨音に聞く。
すると
「だ、だめっ…」
雨音が言う。
「なんで…?」
「…先生が見回りたまに来るし!」
雨音が言う。
「いいだろ?別に。」
俺は笑って言う。


