もしも願いがひとつ叶うなら……
雨音の側にずっといさせて下さい…。
「にしても、早苗遅いなぁ。また彼氏さんの所かな?」
雨音が言う。
「そうじゃん?」
あー…
雨音と二人っきりか。
俺と雨音は雨音のベッドの上に座って話す。
あー…保て、俺。
雨音とは付き合ったばかりだ。
だけど
「響君、早苗帰るまでいてくれる?」
雨音が俺に聞く。
……え……
「いいよ。」
「良かったぁ。一人ぼっちは寂しいもの。」
俺がオッケーすると雨音がにっこりと笑って言う。
可愛い奴…。
「雨音ってなんでそんな純粋かな?」
俺は雨音にかなり顔を近付け聞く。
「……え?」
悪魔モード突入。
「部屋に二人っきりの意味知らないのか?」
俺はにやっと笑って聞く。
只今、雨音いじめ中。


