生きたい。
でも
前と理由が違う。
雨音の為に生きたいって…
気が付いたら俺は雨音をすごく好きになってた。
いけないと思いつつ…
雨音に恋をした…。
だから
本当は雨音から離れて寿命で死ぬべきだ。
雨音を悲しませたくない。
見たくないんだ…
雨音の悲しい顔は。
でも…
俺が死ぬ前に見たいのは雨音の笑顔だ。
だから…
だから…
この事は言わない…。
絶対に…。
雨音も苦しむ事になる。
雨音が知るのは最後だ…。
「響君、私…響君が大好きだよ。」
雨音は俺を真っ直ぐ見つめ言う。
俺はそんな雨音にドキッとする。
ごめんな…雨音…。
「俺、雨音の事大切にする。」
俺は雨音に言う。
消える時まで…
ずっとずっと雨音を……
大切にする……。


