生きたくてずっと苦しんで…
悲しい運命を受け入れられなかった。
でも
このまま雨音から魂を奪って悪魔界のトップになったら…?
本当はずっと孤独なんて不安で嬉しくない。
だったら……
叔父さんとの話を思い出していた。
雨音の為に死ぬか、自分の為に雨音の魂を奪い生きるか……
だったら俺は……
「付き合ってやってもいいぜ?」
俺は雨音に言う。
「え?なんで上から目線?」
雨音が俺に聞く。
はっ…
その言い方はだめだな。
「俺の女になりな。」
俺は雨音の頬に触れ言う。
すると雨音の頬が熱を持つ。
「響君……。」
だったら
彼女の為に死ぬ……。
ずっと心の奥で悩んでた。
このまま生きても幸せか
……って…
違う。
トップになっても強い力しか得られない。
他は何もなかった…


