俺……
すると
「いたいた!雨音〜!!」
雨音の友達が来て雨音を呼ぶ。
「じゃあ…」
雨音は俺にそう言うと友達と戻った。
俺…
言えなかった。
どうしたらいいんだろう。
雨音とこのままは嫌だ。
でも……
苦しいんだ。
自分か雨音か。
俺はそれで悩んでる。
なんで
雨音を好きになっちまうんだよ……。
―――ジャーッ…
シャワーを俺は浴びる。
胸元には黒いコウモリの刻印。
俺がラーゴだって印だ。
これを見る度に胸が痛む。
何度も消そうとしたが、絶対に消えない。
消そうとしたために、俺の胸元には火傷跡が微かに残ってる。
俺はずっと苦しんでる。
雨音の魂を狩れない…。
雨音を失ったら俺はどうなるんだ。
孤独なまま悪魔界のトップになる事になる。
だったら…


