……だめなのに……。
俺は雨音に近付く。
もう止められなくなりそ…
雨音のまだ少し濡れた髪に触れる。
「ひ、響君?」
雨音は俺を見つめる。
もう…だめだ…。
俺は雨音の髪にキスをする。
「ひ、響君っ…」
俺は…ラーゴ失格だ。
「こうして欲しいんじゃないのかよ?俺が好きなんだろ…?」
俺は雨音に聞く。
すると
「か、からかわないで…。」
雨音が俺に言う。
「からかってないよ?雨音の望む事をしてやってるんだぞ?」
俺は雨音に言うと雨音の頬に触れる。
すると
「響君の事は確かに好きだけど。私の事…弄ぶならやめてよ?本気じゃないでしょ?」
雨音が言う。
雨音……。
「俺は…」
俺は……
雨音の事…。
これを言ったら終わりだ。
俺は短命という運命を受け入れる事になる。
それでもいいのか…?


