雨音にこんな気持ち…
抱きたくない…
なのに……
俺は…………
――あっという間に修学旅行当日だ。
結局魂狩りできなかった……。
色々な寺を回ったり、その地域の名所に行ったり……
「美味しい!」
雨音は旅行先ではお土産の試食しまくり。
雨音の友達と健太は仲良いらしくて一緒に行動してる。
だから基本、俺は雨音といる。
「雨音、早く行くぞ。」
俺は雨音を引っ張ってく。
すると
「でも…二人いないよ?」
「………え………」
雨音が言うと俺は二人がいなくなってた事に気付いた。
二人っきりか。
「どうしよぉ。はぐれた!?電話しなきゃあ…」
雨音は携帯を取り出す。
だけど
俺は雨音の腕を掴む。
「いいだろ。二人っきりでも。」
俺は笑って言う。
今日こそは……


