一人が好きな人なんているわけないんだ…。
いるわけない……
「私に力になれる事あったら言ってね?」
「……なんで?」
私が言うと響君は私に聞く。
「なんでって…」
私はただ…
響君が心配で……
「俺に構うな。お前は俺の何なんだよ?」
響君が言う。
……それは……
「…と、友達かな?」
私は響君に言う。
すると
「バカじゃねぇの?友達なんか俺にはいらねぇよ。」
響君が言う。
響君……
「それで寂しくないの?」
私は響君に聞く。
「寂しい?そんな感情知らねぇよ。」
響君……。
「そっか。」
響君はなんで
こんな事言うんだろ。
本当は良い悪魔って私は思うのに…
「帰れ。また奴が来たら困る。」
響君は私に言う。
響君……。


