「ルーク…」
響君のお父さんが響君に近付く。
響君は切ない表情を浮かべてる。
響君……。
「戻って来てくれて良かった。」
響君のお父さんが言う。
「…俺はもう悪魔じゃないんだぞ?」
響君が言う。
だけど
「関係ないわよ。種族は変わってもあんたは私達の子供よ。」
響君のお母さんが言う。
「兄貴、俺…兄貴の事、尊敬してるからな。」
マルク君が言う。
マルク君……。
よかった…
響君、良かったぁ…。
ちゃんと
家族に温かく迎えて
もらえて……
良かった…。
「良かったね。響君。」
私は響君に言う。
私もすごく嬉しい。
よし
「じゃあ私、リビング行ってる…」
私は響君に気を使って言う。
だけど
「…ここにいろ。」
響君は私の腕を掴み言う。
……あ……


