でもいいか。
響君、笑ってるし。
だけど
「その前に、やる事あるな。分かってて来たんだろ?」
響君の叔父さんが聞く。
「…ああ。」
響君は急に真剣な表情に変え答える。
響君…。
私は響君の手を強く握る。
響君は私を見る。
私は響君を安心させるように笑う。
私が笑うと響君は私の頭を優しく撫でる。
大丈夫だよ。
響君。
「…お前の親父と母さんとマルク、お前の部屋に呼んである。悪魔界には行けないからな。」
「…サンキュ。」
響君は叔父さんが言うと叔父さんに言う。
そして
私と響君はドキドキしながら、響君の部屋の前へ。
ちゃんと話さないとね。
これからの事…。
ドキドキしながら響君は部屋の扉を開ける。
……あ……
以前会った時より少し老けた、響君の両親と
背の高いマルク君らしき男の子が部屋にいた。


