雨音はだめなんだ……。
だめ………。
――放課後…
「雨音、帰ろう!!」
放課後になると雨音の友達が雨音に言う。
だけど
「……だめ。雨音は俺と帰るから。」
俺は笑って雨音の友達に言う。
「……え……」
雨音は俺を見る。
「一緒に帰ろうぜ?」
俺は雨音に言う。
今日こそは俺は……
「じゃあ黒澤君と帰りなよ。黒澤君、雨音よろしく!」
「はーい。」
雨音の友達が承諾すると俺は戸惑う雨音の手を引いた。
今日はどう狩りするか……
「ひ、響君なんで?」
雨音は俺に聞く。
「……言っただろ?雨音は俺の言いなりだって。つまり俺の彼女的なもん。」
「……へ!?」
雨音はびっくりした表情…
「俺の女なんだよ、お前は。」
俺のもん……
雨音は俺の……


