「何の話だよ?」
響君が私達に聞く。
「内緒です。」
私は響君にそう答える。
一度、自殺しそうになったなんて言えない。
それ言ったら
響君がショック
受けちゃうから…。
「さて、二人が何となく来るような気がしてたから、ケーキ買って来たんだ。いるか?」
叔父さんは私達に聞く。
け、ケーキって…
まさか…
「悪魔テラスのダークロールケーキ?」
響君は叔父さんに聞く。
「正解。響、あれ好きだったよな。」
響君の叔父さんが笑って言う。
や、やっぱり…
“ダーク”って事自体
怪しいもん!!
「わ、私は遠慮しときます。お腹いっぱいだし…」
私は響君の叔父さんに言う。
だけど
「食べなきゃどうなるか分かってるんだろうな?」
響君がにやっと笑って私に言う。
……うっ……
やっぱり…


