「響君……」
「…俺、本気だから。」
響君が言う。
「まだ先なんだよね?」
私は響君に聞く。
だけど
「それでも意志だけは伝えときたいんだ。」
響君が言う。
響君……
「うん…。」
嬉しかった。
響君が本気でちゃんと
考えてるって分かって…
私は
響君のお嫁さんになる
覚悟はちゃんとできてるよ。
――ガチャ…
「ただいま。」
響君は響君の家に着くと言う。
久々だなぁ……
響君の叔父さんに色々
お礼言わなきゃ……
「…お、響お帰り。あ、雨音ちゃん久しぶり!」
家に上がると叔父さんがにこにこ笑って私達を迎える。
久しぶりの響君の叔父さんだぁ……
相変わらず変わってない。
悪魔だけどいい人って
感じだよね……。


