「そんなわけないだろ?」


俺は雨音の頬に触れ言う。


「本当に…?」


「……ああ。」


雨音が聞くと俺は笑って答える。


「……よかったぁ…」


雨音は笑う。


「…それに、俺…酔った雨音も好きだなぁ…」


俺は雨音に言う。


「え?私、何かやらかしたの?」


雨音が聞くと俺は笑う。


「内緒。」


「…えー?教えてよ、響君!!」


「だーめ。」


言ったら雨音、もう酒
飲まなくなるし。


「気になるよぉ…」


雨音が言うと俺は雨音の頭を撫でる。



「酒、飲むのは俺の前だけにしろよ?」


俺は雨音に言う。


「…どうして?」


雨音は俺に聞く。


だけど俺は答えない。


「響君〜?」


「…とにかく約束しろよな。」


「う、うん。」


俺が言うと雨音は意味を理解しないまま承諾した。


だって

他の奴の前ではああなって欲しくないんだ。